コーヒーブレイク

閑話休題(それはさておき)

ここでちょっとコーヒーブレイク 

目次

1 昔、昆虫少年 今 、昆虫中年

2 趣味の本棚

 

1 昔、昆少年 今、中年

 僕は虫が好きです。なんて言うと、大抵変な奴と思われるか、まあだいたいに於いて無視(ムシ)されるのが関の山です。

では何故虫が好きかというと、理由は簡単、子どもの頃虫と遊ぶしかなかったからです。勿論同世代の子どもはいましたし、いわゆるガキ大将でしたが、やることといえば、子分を引き連れてセミ採りしたり、川で魚を捕ったりするしか他に遊ぶことを知りませんでした。

 私の故郷は福岡県の南部、筑後平野の真ん中です。田んぼに囲まれたお宮の森があり、近くにはこんもりとした岡(ほとんどは古墳です)があり雑木林がありました。夏休みなんか、朝、クマゼミが鳴き出すとじっとしていられず、夏休みの友なんか放っぽりだして、網を持って駆け出していました。小川には今では絶滅危惧種のタガメなんかも沢山いましたし、ギンヤンマも沢山いました。時々何処から来たのか、オニヤンマでも捕まえようものなら一躍ヒーローになることができました。雑木林ではクワガタやカブトムシが沢山採れましたが、さすがにオオクワガタだけは滅多にいませんでした。オオクワガタを採ったというニュースはすぐに学校中に広まるようなところです。ちなみに私の40年に及ぶ昆虫生活で、さすがにオオクワガタは3匹しか採ったことはありません(プチ自慢です)。

 このように子どもの頃は虫ならなんでもよかったのですが、世の虫屋と呼ばれる人がそうであるように、段々と好みというか指向が偏っていきます。トンボに走る奴、ガの魔力に取り憑かれる奴、ゴミムシやカミキリムシなどにマニアックにハマる奴etc…。人の好みも各々ですが、中でも蝶を集める人が虫屋の中でも大多数をしめていますが、私も大体中学生の頃から 蝶が興味の中心になっていきました。行動範囲が広がるにつれ、家の周りでアゲハやキチョウ類を採っていたのが、英彦山や古処山へオオムラサキやミドリシジミなどの山地性の蝶を採りに行ったりするようになっていました。この頃の一番の成果は、分かる人には分かるでしょうが、久住山でスジボソヤマキチョウを採ったことです。これは本州では普通種ですが、九州では今では絶滅してしまってもう採ることはできません。標本は、夏休みの課題で学校に出したまま返ってきませんでした。つくづく残念なことだと今になって思います。

 ところが私も人並みに受験だなんだかんだと言う時期になると、徐々に虫採りに行く機会も少なくなっていきました。大学を卒業し、社会人になった頃は、昼間の蝶より、夜の蝶をおっかけまわし(テヘッ!)これでやっと社会復帰ができると思った矢先,魔の手が忍び寄っていたのでした。

 きっかけは子どもの昆虫採集に付き合ったこと。昔採った杵柄、得意になって、子どもに蘊蓄を傾けていましたが、はたと、子どもの採集品の中に知らない蝶がいる!これはショックでしたね。知らない蝶とは、タテハモドキ!なぜ?今ではどこにでもいる普通種です。ところが、よく調べてみると、30年前には九州北部にはいなかったのです。だから見た事がないのです。何故かというと、地球温暖化の影響で、南にいた蝶が北上しているのです。

 それからは子どもや妻は放っぽり出して、再び蝶の世界にどっぷり浸かったというわけです。ちなみに蝶のために夫に置き去りにされた妻のことをbatterfly widowというらしいです。私の知り合いの蝶屋さんでいつもご夫婦一緒に採集に来られる方がいらっしゃいますが羨ましいことだと思います。うちの妻は…まぁここでは黙っていましょう。理解してくれているだけでも良しとしなければ…。

 今では、時間さえあれば指宿•開聞辺りで迷蝶(台風や季節風にのってやってきた外国の蝶)を探し、長期休暇が取れれば、北海道や沖縄の八重山諸島へ出掛けています。

 今寂しいなと感じることは、採集地で出会うのは私と同じような昆虫中年ばかり、子どもが網を振ってるのを見かける機会がすごく少なくなった事です。

 昆虫採集をしていると色んなことが見えてきます。昆虫採集は悪い事だという意見はさすがに最近は減ってきましたが、かわいそうだ、とか自然破壊だとかいう意見は根強く残っています。確かに捕まえた虫を殺して標本にするのはかわいそうなことです。私でも心が痛みます。でも、虫は小さくて手にとって観察しないとわかりません。また、標本は貴重な科学資料ですし、地球の遺産でもあります。

 また、虫は汚いとか怖いとか言って、自分の周りから排除することが結局環境破壊に手を貸していることに気付いていない人が多いのではないでしょうか。身近に虫の存在を意識することで、人も自然も共存できる環境を維持して行く方法を考えていけるのではないでしょうか。また、いくら私たちが網で昆虫を採っても減ることはありません。昆虫の一番の生存戦略は沢山の個体を生かすことだからです。しかし、ブルトーザー一台で虫のいる環境を壊滅させることは容易なことです。

 今一番危険なことは、虫が絶滅するのではなく、昆虫少年が絶滅の危機に瀕していることではないでしょうか。

 これからは少しずつですが、私が採集地で撮った蝶の写真なんかをupしていきたいと思います。

 目指せ!国産全種制覇!!!!!!

 

2 趣の本棚

 当クリニックには待ち合い室にほんのささやかですが、小さな図書館を設置しています。

 もし、言っていただきましたら貸し出しもいたします。

 内容は、院長の極めて個人的な趣味の本から、悩みのある方に読んでもらえたら何か見つかるものがあったらな、というか、自分が救われた本や、力付けられた本があります。

 

佐野洋子 「100万回生きたねこ」

西原ワールド 西原理恵子「いけちゃんとぼく」 

重松 清コーナー 

「君の友だち」「カシオペアの丘で」「その日のまえに」「見張り塔からずっと」「きよしこ」「エイジ」「ナイフ」「小さき者へ」「舞姫通信」「日曜日の夕刊」「卒業」「トワイライト」「カカシの夏休み」「口笛吹いて」「送り火」「哀愁的東京」「ビフォアラン」「四十回のまばたき」「幼な子われに生まれ」(貸し出し中)「定年ゴジラ」「半パンデイズ」「渚の媚薬1,2,3」

昆虫関係エッセー

 奥本大三郎 「壊れた壷」「虫のいどころ」「考える蜚蠊(ごきぶり)」 奥本大三郎、海野和夫「虫権利宣言」

 養老孟司「私の脳はなぜ虫が好きか」

 昆虫図鑑 

熱帯魚関係

 「グッピーの美」「グッピー専科」「熱帯魚カタログ」

その他

 浅田次郎 「鉄道員(ぽっぽや)」「霞町物語」「姫椿」「王妃の館」「薔薇盗人」「勇気凛凛ルリの色1,2」

 村上春樹「ノルウェイの森」「神の子どもたちはみな踊る」「海辺のカフカ」

 恩田陸「夜のピクニック」「図書室の海」 江國香織「東京タワー」「号泣する準備はできていた」「なつのひかり」

 島田洋七「佐賀のがばいばあちゃん」大崎善生「パイロットフィッシュ」「アジアンタムブルー」「孤独かそれに等しいもの」

 向田邦子「思い出トランプ」 

 きたやまおさむ「みんなの精神科」斉藤茂太「男40代からの心の育て方」

 

携帯アクセス

当サイトは

以下3キャリアに対応しています。

携帯電話でアクセスできます。

以下をクリックすると、メーラーが立ち上がりますので、お客様の携帯電話のメールアドレスを入力いただき、送信ください。

携帯に送信する

所在地・連絡先

〒899-5231
鹿児島県姶良郡加治木町反土1401-1
電話:0995-63-9571
FAX:0995-63-9572
お問い合わせはこちら

アクセス方法

加治木インター近く、加治木工業高校近く